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お泊りツーリング紀伊半島三重奈良和歌山ハンターカブ

【和歌山5日間ツーリング2日目】大台ケ原・不動七重の滝を巡る奈良・和歌山山道ツーリング

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本日のルート|三重・松坂から奈良~熊野古道~和歌山まで

Googleマップ:三重・松坂から出発し、奈良・東吉野村の日本オオカミ石碑や大台ヶ原、前鬼・不動七重の滝を経由し、熊野古道・中辺路や道の駅おくとろを巡ったハンターカブ三重~奈良~和歌山ツーリングルート

※Googleマップは一般道ルートを指定していても、高速道路が表示されることがあります。正確な経路を確認する場合は、地図リンク先で「高速道路を使わない」を選択してください。

日時:2024年9月13日(金)
走行距離:約320km
最高気温:予報では35℃だったが、奈良・和歌山の山道は、走っていれば、昼間でも涼しく快適だった。

本日のスポット

快活クラブ松坂を早朝出発

快活クラブ松坂の前に停まったハンターカブ。奈良、和歌山ツーリングへの出発。
快活クラブ松坂を出発。奈良・和歌山へ向けて出発!

朝6時50分、快活クラブ松坂を出発。まだ静かな松阪の街を抜け、奈良・和歌山の山道へと進みます。田園風景や茶畑を横目に走る169号線の川沿いの道は、人工物がほとんどなく、自然に囲まれた爽快感が格別です。ハーフメッシュジャケットで少し肌寒いくらいで、山の空気が気持ちいい。

途中、牛舎や茶畑を眺めながら、奈良・和歌山の山里をのんびり楽しみます。松阪といえば松阪牛のイメージですが、お茶も名物とのこと。道路沿いの景色を楽しみつつ、次の目的地へと進みます。

日本オオカミの石碑で歴史と記念撮影

奈良県東吉野村にある日本オオカミの石碑とハンターカブを並べて撮影した写真。山奥ツーリングならではの一枚
奈良県東吉野村に残る「日本オオカミの石碑」。ここは絶滅した最後の日本オオカミが捕獲された場所といわれています。歴史を感じるスポットを、ハンターカブと一緒に記念撮影しました。
奈良県東吉野村に建つ日本オオカミ銅像の姿をクローズアップした写真
日本最後のオオカミゆかりの地、奈良県東吉野村にある日本オオカミの銅像。鋭い眼差しと凛々しい立ち姿が再現されています。

訪れた日本オオカミの石碑では、最後の日本オオカミを記念して建てられた場所で、ハンターカブと一緒に記念撮影。ここに来るまでの山道も景色が良く、少し標高が上がると肌寒く、山の静けさに包まれます。ここで捕獲された個体が、日本最後のオオカミとされるそうです。ハンターカブを横に記念撮影しながら、絶滅の歴史を想うと少し切なくなります。

▶地図はこちら:googlemapで見てみる

大台ケ原ビジターセンターで休憩とスイーツ

そして、大台ケ原ビジターセンターに到着。モンベルカフェでエスニックお焼きと柿の葉寿司をいただき、持参のコーヒーセットで温かいコーヒーを楽しみました。大台ケ原は日本一雨の多い場所で、道中は霧が発生しやすい道との事ですが、この日は霧が晴れ、山々の絶景を堪能。体も心も温まるひとときです。

奈良県大台ヶ原のモニュメント前に停めたハンターカブと記念撮影した写真
大台ヶ原のシンボルモニュメント前で、愛車ハンターカブと記念撮影。山岳絶景ツーリングの思い出に残る一枚です。
奈良県大台ヶ原ビジターセンター近くの上北山物産店で、ハンターカブと記念撮影した写真
大台ヶ原ビジターセンターそばの上北山物産店。ハンターカブと一緒に記念撮影した、奈良の大自然を感じられる場所です。
大台ヶ原で食べた柿の葉寿司のアップ写真。鮮やかな色合いでひと口サイズ
大台ヶ原でいただいた柿の葉寿司。伝統の味が旅の楽しみを彩ります。
柿の葉を外したサバ寿司のアップ写真。大台ヶ原でのツーリングランチに最適
大台ヶ原でいただいた、柿の葉を外したサバ寿司。サバの姿が食欲をそそります。
アルコールストーブで淹れたコーヒーと、モンベルカフェで購入したアップルカスタードお焼きの写真
大台ヶ原ビジターセンターで、持参したアルコールストーブでコーヒーを淹れながら、モンベルカフェのおやつ「アップルカスタードお焼き」を楽しむひととき。山の静けさの中で、ゆったり休憩できました。
大台ヶ原の舗装林道から見える奈良の奥深い山並みの絶景写真
大台ヶ原の舗装林道を走りながら望む、奈良の奥深い山並み。人工物がほとんどない自然の中をハンターカブで駆け抜ける贅沢な瞬間です。

▶公式サイト:大台ヶ原ビジターセンターモンベル上北山村物産店
▶地図はこちら:googlemapで見てみる。

奈良・吉野郡下北山村の不動七重の滝|豪快な滝と自然美を楽しむツーリングポイント

爽快なワインディングを楽しみながら走っていると、ふと目に入った案内看板。気になって、寄ってみることにしました。

奈良県吉野郡下北山村で偶然見つけた不動七重の滝案内看板の写真
通りがかりに偶然見つけた、奈良・前鬼地区の不動七重の滝案内看板。山道を走るバイク旅の途中で見つけた小さな発見です。

最初は車1台がやっと通れるほど木々に覆われた林道で、少し不安を感じましたが、進むにつれて道幅は十分ではないものの舗装され、視界も開けてきます。途中には、コバルトブルーやグリーンにも見える透き通った美しい沢があり、奈良の奥深い山々に囲まれた絶景を楽しみながら進める道です。

奈良・東吉野の不動七重の滝へ向かう林道沿いに見える、コバルトブルーの透き通った沢の写真
不動七重の滝へ向かう林道沿いで出会った、コバルトブルーやグリーンにも見える透き通った美しい沢。奈良の奥深い山々に囲まれ、自然そのままの景観を楽しめます。
前鬼山の看板と奈良・東吉野の山並みをバックにしたハンターカブの写真
奈良・東吉野の山並みを背景に、前鬼山の看板とハンターカブ。静かな林道で偶然見つけたスポットです。

この道をさらに進むと、世界遺産「大峯奥駈道」への登山口につながっています。山奥の静かな雰囲気と美しい水の色に包まれながら、自然の息吹を感じる贅沢なひとときです。

奈良・東吉野の不動七重の滝、迫力ある豪快な滝の流れの写真
不動七重の滝の豪快で美しい姿。滝つぼ近くまで行けるスポットですが、この日は明るいうちに宿に到着するため遠くから眺めて満喫しました。奈良・東吉野の自然を感じる絶景ポイントです。

滝つぼまで歩けるようですが、暗くなる前に宿に着きたいため遠くから鑑賞。山奥の静かな雰囲気と、美しい水の色に癒されます。

奈良・下北山村の前鬼地区、不動七重の滝の先にある大峯奥駈道の登山口。チェーンで封鎖された林道と、その手前に停めたハンターカブ。
前鬼・不動七重の滝の先は、世界遺産・大峯奥駈道へとつながる道。途中まではハンターカブで走れますが、チェーンが張られており、ここから先は徒歩でしか進めません。

▶参考サイト:https://www.vill.shimokitayama.nara.jp/kankou/seichi.html
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

道の駅奥とろで休憩(飛び地スポット)

道の駅おくとろの看板前に停めたハンターカブ
和歌山・道の駅おくとろで休憩中にハンターカブと記念撮影。温泉やレストランも併設。

瀞峡近くにある道の駅おくとろで一息。お昼ご飯を楽しみにしていましたが、到着したのは14時を過ぎていたため、レストランはすでに営業終了していました。コンビニはありましたが、特に食べたいものはなく、この日はお昼を断念。それでも、周囲の自然豊かな景色を眺めながら休憩できるのはバイク旅の醍醐味です。

道の駅には温泉施設もあり、日本でここだけという「いかだ下り」などの川下り体験も楽しめるそうです。実は北山村は和歌山県に属しながら、和歌山県内のどの市町村とも隣接せず、三重県と奈良県に囲まれた“飛び地の村”。地図を見ながら走ると、なんとも不思議で特別な場所に立っている実感が湧きます。

▶参考サイト:https://www.jalan.net/kankou/spt_30427ga3550152437/
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

古道歩きの里 ちかつゆ「とろろ屋」で鹿肉定食

空腹で走っていたところ、「古道歩きの里ちかつゆ」に到着。食事処や甘味、ベーカリーお土産物購入、BBQキャンプ場も併設した大型施設です。

和歌山県田辺市中辺路町古道歩きの里ちかつゆにある野とろろ屋の外観。木造の落ち着いた建物で、山間の自然に馴染む雰囲気。
山間にひっそりと佇むとろろ屋。外観からも温かみを感じる、地元の食材を使ったランチが楽しめるスポットです。
和歌山県田辺市中辺路町ちかつゆのとろろ屋で提供される鹿もも肉のとろろ定食。麦飯と新鮮な山の幸が添えられたヘルシーで美味しい一皿。
噛めば噛むほど旨味が広がる鹿もも肉と、とろろご飯の絶妙な組み合わせ。山里の静かな空気の中で味わう贅沢な定食です。

ここで、ようやくご飯にありつけました! 湯浅醤油や地元の海の幸、山の幸を使った定食屋さんの「とろろ屋」さんで、鹿ももとろろ定食をいただきました。

白飯か麦飯を選べ、私は麦飯を選びました。鹿肉は噛むほどに旨味が広がり、自然育ちならではの深い味わい。麦とろ飯との相性も抜群で、美味しくいただきました。

▶公式サイト:https://chikatsuyu.com/
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

牛馬童子の像で歴史を感じる

どうしても寄りたかった「牛馬童子」。というのも、私が持っているツーリングマップル関西版2024年版には「熊野古道のアイドル!」と紹介されていて(笑)、一度は会いに行ってみたいと思っていたのです。

和歌山県田辺市中辺路町近露、熊野古道沿いの牛馬童子像へ続く古道の風景。木々に囲まれた静かな舗装林道が山里の自然を映す。
木々に囲まれた熊野古道の古道を進むと、牛馬童子像へ到着。和歌山・中辺路らしい静寂と自然美を感じる、ハンターカブ旅の途中の一枚です。
和歌山県田辺市中辺路町近露、熊野古道沿いに立つ牛馬童子への案内看板と古道の風景。木々に囲まれた静かな舗装林道。
熊野古道・中辺路で出会った牛馬童子への案内看板。木々に囲まれた古道の雰囲気を感じながら、歩くことができます。
和歌山県田辺市中辺路町近露、熊野古道沿いにあるかわいい牛馬童子の石像
古道沿いに立つ愛らしい牛馬童子像。小さな像ですが、熊野古道散策のアクセントになっています。

実際に訪れてみると、確かに力強さと優しさを感じさせる、かわいい「熊野古道のアイドル」でした(^^♪

熊野古道・中辺路の牛馬童子へ向かう古道は、軽トラ1台がやっと通れるくらいの狭い道です。大きなバイクや車の場合は、道の駅「熊野古道中辺路」に停め、徒歩で約20分程度歩くのが安全で安心です。ハンターカブなど小型バイクでも、基本的には推奨しませんが、私の場合は夕方近くで人も少なく、登り口付近に停められそうだったため、そっとバイクを停めて見学しました。混雑時は絶対に無理をせず、道の駅に停めて歩くのが安心です。

▶参考サイト:https://www.wakayama-nanki.jp/kumanokodo/gyuba/index.html
▶道の駅熊野古道中辺路:googlemapで見る
▶牛馬童子の地図はこちら:googlemapで見る

【ゲストハウスカフェ 口熊野】で昭和レトロなゲストハウス体験

そして、本日の宿は、長屋風のレトロな建物「ゲストハウスカフェ 口熊野」。1泊2800円(宿泊当時)。
3階の畳の和室で一人部屋を利用しました。隣室とはふすま一枚ですが、私の時は一部屋空けて他の方が泊まっていた為、音も気にならず、安心して過ごせました。

昭和風レトロ建物とゲストハウスカフェ 口熊野前に停められたハンターカブ
長屋風のレトロな宿「ゲストハウスカフェ 口熊野」とハンターカブ。ハンターカブは写真奥の店?の中へ停めてくれました。

ゲスト用共用キッチン

ゲストハウスカフェ 口熊野のゲスト用共用キッチン
宿泊者が自由に使える共用キッチン。ゲストハウスならではのアットホームな雰囲気が魅力です。

宿泊者が自由に使える共用キッチンもあり、ゲストハウスならではのアットホームな雰囲気が魅力です。旅の途中で軽く料理したり、他の宿泊者と話したりするのも楽しみのひとつです。

和室一人部屋

ゲストハウスカフェ 口熊野の畳の和室、布団一人分
宿泊した和室の一人部屋。畳に布団を敷くシンプルな造りで、隣の部屋とはふすま一枚ですが、静かに過ごせました。

畳に布団を敷くシンプルな造りで、落ち着いた空間。長屋風の建物の趣を感じながら、静かに一夜を過ごせます。

宿オーナーとの山トーク

オーナーは山登り愛好家で、宿内には登山写真がたくさん飾られていました。訪れた大台ヶ原や不動七重の滝周辺、そして世界遺産・大峯奥駈道の話で盛り上がり、久しぶりに山に登ってみたい気持ちになりました。山登りやトレッキングが好きな方には、おすすめかもしれません。

▶ゲストハウス口熊野の詳細はこちら:じゃらんで見てみる
アクセスや駐車場情報を見てみる

私は、じゃらんで格安だったこちらを予約しましたが、熊野古道・和歌山エリアには、温泉宿やゲストハウスが数多くあります。旅のスタイルに合わせて、ご自分に合った宿を探してみるのもおすすめです。

他の熊野古道周辺の宿を見てみる

長生の湯で温泉体験

(いきなり温泉の話ですが、オーナーにおすすめされ、宿に荷物を置いた後に温泉へ向かいました)
「長生の湯」は源泉かけ流しで飲泉も可能。こじんまりした温泉ですが、建物や内部の造りに風情があり、温泉好きにはたまらない空間です。「ゲストハウスカフェ 口熊野」からは、約8km程、バイクで20分程度でした。

▶公式サイト:https://choseinoyu.info/
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る。

本日のまとめ

松阪から奈良の大台ヶ原を経て、不動七重の滝や瀞峡近くの道の駅奥とろ、熊野古道・中辺路の牛馬童子像まで――山深い紀伊半島を駆け抜けた150kmのツーリング。涼しい山道の風、澄んだ沢の色、歴史を感じる日本オオカミの石碑や熊野古道の古道歩き、そして鹿肉定食との出会い。どれもこの土地ならではの魅力にあふれた一日でした。
大台ヶ原や熊野古道周辺は、走りや自然、歴史スポット、温泉と多彩に楽しめるエリア。次回は、さらに奥の熊野本宮や秘湯を巡りながら、紀伊山地の魅力をじっくり堪能してみたいと思います。

本日のスポット一覧

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