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お泊りツーリング関西紀伊半島和歌山

【和歌山5日間ツーリング3日目】龍神高野スカイラインから白浜の夕陽まで

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本日のルート

Googleマップ:ハンターカブで巡る和歌山ツーリング3日目ルート

本日のルート:奇絶峡 → 龍神スカイライン(国道371号・480号) → 高野山 → あらぎしま → 湯浅醤油 →みなべ→ 千畳敷

※地図は下道ルートで作成していますが、Googleマップの仕様により高速が表示される場合があります。正確なルートを確認する場合は地図の「高速道路を使わない」を選択してください。

日時:2024年9月14日(土)
天気:晴れ、一時雨あり
走行距離:約260km

和歌山ツーリング3日目は、奇絶峡の渓谷散策から始まり、高野龍神スカイラインを走って高野山へ。その後は、日本の棚田百選に選ばれた「あらぎ島」、醤油発祥の地・湯浅町、そして南紀白浜の絶景スポット「千畳敷」で夕陽を眺めました。絶景ロードと歴史スポット、さらにご当地グルメを一日で楽しめる充実の260kmルートです。

本日のスポット

奇絶峡|渓谷散策と磨崖三尊大石仏」

奇絶峡の看板と赤い橋、和歌山県田辺市の渓谷入口
和歌山・奇絶峡の赤い橋と渓谷入口。赤い橋と「奇絶峡」と書かれた看板が旅の始まりを感じさせます。

奇絶峡は、川沿いにゴツゴツとした岩が連なる渓谷で、独特な形の奇岩が点在する自然豊かな景勝地です。トレッキングコースが整備されており、少し登ると小さなお寺や滝も見られるので、旅の途中に立ち寄るのにぴったりでした。

和歌山県田辺市・奇絶峡の不動の滝と磨崖三尊大石仏への分岐
奇絶峡の不動の滝。水量は控えめでしたが、この先には磨崖三尊大石仏へ続く道があります。

訪れたときは正直「絶景!」とまでは感じませんでしたが、秋に訪れれば紅葉が映えて、きっと素晴らしい景色になると思います。季節を変えて再訪したい場所のひとつです。

和歌山県田辺市・奇絶峡にある磨崖大石仏・高尾山への案内看板
不動の滝からすぐの場所に設置されている案内看板。磨崖大石仏や高尾山への道が示されています。

また、奇絶峡で見逃せないのが巨大な一枚岩に刻まれた「磨崖三尊大石仏」。看板から龍神方面へ30mほど歩くと、木々の隙間からその姿を望むことができ、さらに歩いて近くまで行くことも可能です。今回はスルーしてしまったのですが、次回はぜひ間近で見てみたいと思いました。

私はその時その時の気分で動くタイプなので、事前に詳しく調べないことも多く、あとで「あれも見逃してたんだ!」と気づくことがしばしば(^-^; 効率的ではないから、いいか悪いかは?ですが、事前情報に縛られず自由に動きたいからこそ、興味が湧いたら改めて訪れる、そんな感じのバイク旅です。
▶参考サイト:https://www.tanabe-kanko.jp/view/sizen/kizekkyo/
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

高野龍神スカイラインをハンターカブで走る!関西屈指の絶景ツーリングロード

龍神高野スカイラインの地図

関西屈指の人気ツーリングスポット「高野龍神スカイライン」を、ハンターカブで走りました❗
世界遺産「高野山」と秘湯「龍神温泉」を結ぶ、全長約42.7kmの山岳道路(国道371号線の一部)で、ライダー憧れの爽快な絶景ロードです。

高野龍神スカイライン途中から望む紀伊山地の絶景。和歌山ツーリングで人気の山岳ワインディングロードの眺望。
高野龍神スカイラインの途中で見た山々の景色。標高1,000mを越える大自然が広がり、関西屈指の絶景ロードと呼ばれる理由を実感しました。

標高1,000mを超える山岳地帯は、手つかずの自然が続き、走っているだけで心が洗われるよう。延々と続く登り坂に、ハンターカブではフルスロットルを使う場面も多く、正直ちょっとハードな所はありましたが、その分、走りきった時の爽快感は格別でした。

高野龍神スカイライン中間地点の名所「護摩山スカイタワー」を下から見上げた風景。紀伊山地の絶景を望む人気スポット。
護摩山スカイタワーを下から見上げた一枚。本当は登ってみたかったけれど、この先のツーリングを考えて断念…。次回は名物「ごまごまソフト」とあわせて挑戦したい場所です。

途中にある「道の駅 ごまさんスカイタワー」は休憩にぴったり。護摩木をイメージした高さ33mの展望タワーからは紀伊山地を一望できる絶景スポットだそうです。私は登りませんでしたが、駐車場から眺める景色だけでも十分に満足。冷えた体を温めてくれた自販機のホットコーヒーが、忘れられないひとときになりました。

展望塔入場料 大人・子供とも 300円(小学生以上)が必要です。

高野龍神スカイラインの休憩スポット「護摩山スカイタワー」を背後に、手前にハンターカブを写した写真。タワーの高さとバイク旅の雰囲気が伝わる。
ハンターカブと一緒に撮った護摩山スカイタワー。タワーの高さが際立ち、山岳ツーリングの思い出にぴったりの一枚になりました。

次回はご当地ソフトクリームの「ごまごまソフト」に挑戦したいところです。

※紅葉シーズンの休日は渋滞することもあるそうなので、ツーリングのタイミングは要注意。和歌山に来たら、ぜひ誰もがおすすめするこのルートを旅の計画に入れてみてください。

▶公式サイト:道の駅ごまさんスカイタワー
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

濱田屋の胡麻豆腐は、是非おすすめしたい逸品(和歌山・高野山)

和歌山・高野山、胡麻豆腐の老舗・濱田屋の店先とハンターカブの写真
胡麻豆腐で知られる歴史ある濱田屋の店先に、ハンターカブを停めて一枚。和歌山ツーリングの途中で立ち寄りました。

一度テレビで見て、こだわりに感動して行きたいと思っていた高野山の「濱田屋」さん。奈良・吉野産の本葛100%と丁寧に剥いた白胡麻、高野山の清水だけで作る胡麻豆腐は、当日出来立てのものだけしか提供されません。

和歌山県高野山、濱田屋の胡麻豆腐、黒いお盆にわさびと箸と水が添えられた写真。素材の味が生きた上品な一品。
黒いお盆に並ぶ胡麻豆腐。上にはほんの少しのわさびが添えられ、お箸とお水とともに。奈良・吉野産の本葛100%と白胡麻、高野山の清水だけで作られ、当日出来立ての素材の風味が際立つ上品な味わいです。
和歌山県高野山、濱田屋の抹茶胡麻豆腐、和三盆がのせられた黒いお盆に水が添えられた写真。デザート感覚で味わえる上品な一品。
抹茶胡麻豆腐の上に和三盆がほんのりと乗り、黒いお盆にはお水も添えられています。デザート感覚で楽しめる、当日出来立ての濱田屋ならではの上品な味わいです。

訪問時には社長さんとお話しでき、葛粉をとる作業の大変さや職人さんの減少について伺い、この味の貴重さを改めて実感しました。はじめに胡麻豆腐をいただき、美味しかったので、さらに追加で(笑)、デザート感覚で抹茶豆腐も楽しみ、自宅用にもお土産として購入・発送しました。

▶公式サイト:胡麻豆腐 濱田屋
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る。

ツーリングで行く高野山参拝 ― バイク駐輪場も完備で安心

初めて訪れた高野山は、想像をはるかに超えるスケールでした。参道には、誰もが知る多くの大企業の石碑や慰霊碑が立ち並び、さらには豊臣家のお墓までありました。まさに歴史と宗教の重みが凝縮された聖地で、その偉大さと権力の強さを肌で感じました。

高野山の参道に集まる参拝者や観光客の様子。世界遺産ならではの歴史と信仰を感じられる場所
世界遺産・高野山の参道には多くの参拝者が訪れ、歴史と宗教の力を肌で感じられる荘厳な雰囲気が広がっていました。

また、バイク専用駐車場も整備されていて、ツーリングで訪れるライダーにも優しいのが嬉しいポイント。ここから続く龍神高野スカイラインは、神聖な場所と結びつくかのように手つかずの大自然が残り、まさに絶景ロードでした。

高野山参道の向かいにあるバイク専用駐輪場。ツーリングで訪れるライダーに安心の立地。
高野山には参道のすぐ向かいにバイク専用の駐輪場があり、ライダーに優しい環境が整っています。ツーリングで訪れても安心して参拝できます。

高野山は「とにかくすごい!」と心から思えた体験で、高野山と龍神スカイラインは和歌山ツーリングで絶対に外せないスポットだと実感しました。

▶公式サイト:高野山真言宗総本山金剛峯寺
▶バイク駐輪場の地図はこちら:googlemapで地図を見る

和歌山の意外な名物?道の駅あらぎの里でぶどうと関西文化を満喫

和歌山県有田川町にある道の駅あらぎの里の外観。あらぎ島観光の拠点として人気。
道の駅あらぎの里の外観。あらぎ島を訪れる前に立ち寄りたい休憩スポットです。

高野山から走ってきて、ひと息ついたのが「道の駅あらぎの里」。ここでは、地元産の小麦を使ったコシのある冷やし手打ちうどんと、この地域で育てられたマスカットをいただきました。和歌山といえばみかんや梅のイメージが強いですが、ぶどう畑も広がっていて、地元ならではのフルーツが味わえるのは新鮮な驚きでした。

あらぎの里の食堂でいただくざるうどん。こじんまりした店内ながら、地元の方も訪れる人気のスポットで、低価格の日替わり定食も提供。
道の駅あらぎの里で地元小麦を使ったざるうどんを堪能。こじんまりした食堂ですが、地元の方にも愛される雰囲気で、リーズナブルな日替わり定食も楽しめます。

館内では吉本新喜劇が放映されていて、「あ、やっぱり和歌山は関西なんだな」と実感。食と文化、両方から和歌山らしさを感じられる楽しい休憩時間になりました。

▶参考サイト:道の駅あらぎの里(有田川町ホームページ)
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

あらぎ島の棚田|稲刈り前の山間風景

雑誌やSNSでも話題のあらぎ島の棚田。訪れたときは稲刈りが始まったばかりで、まだ黄金色には染まっていませんでした。それでも、山間の斜面に広がる棚田の景色は美しく、平坦な土地が少ない地域で昔の人々が工夫して作った様子がよくわかります。自然と人の知恵が作り上げた風景を、のんびり楽しめる場所です。

和歌山・あらぎ島の棚田、稲刈り前の山間風景
一部で稲刈りが始まったあらぎ島の棚田。まだ黄金色ではありませんが、棚田の形と色合いが美しく、山間ならではの景観を楽しめます。

▶参考サイト:有田川町ホームページ
▶あらぎ島が美しく見れる展望所はこちら:googooglemapで地図を見る

湯浅醤油|醤油発祥の地で無添加醤油と発酵文化を体感

前回和歌山を訪れた際に「醤油発祥の地」だと知り、ずっと気になっていました。いくつか昔ながらの製法で醤油を作っているところがあるのですが、今回訪れたのは、「湯浅醤油」さん。ここでは、昔ながらの無添加製法の本物の醤油から、現代的にアミノ酸やブドウ糖を加えたものまで幅広く取り扱っています。私は迷わず無添加の昔ながらの本物の醤油を購入。

和歌山・湯浅醤油の建物前に停められたハンターカブ
前回訪れた時から気になっていた湯浅醤油(創業1881年)。醤油の販売所前でハンターカブと記念撮影。

併設のカフェでいただいた「醤油ソフトクリーム」は、みたらし団子のような甘じょっぱさがクセになる味。隣の金山寺味噌のお店にも立ち寄り、日本の発酵文化の奥深さを身近に感じることができました。

湯浅醤油の店内に並ぶ、無添加から現代的製法までのさまざまな醤油
前回和歌山を訪れた際に気になっていた湯浅醤油。店内には無添加醤油から現代的に作られた醤油まで、種類豊富に並び、比較表もあって選ぶのが楽しい空間です。

▶公式サイト:https://www.yuasasyouyu.co.jp/
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

「醤油発祥の地」の看板と天保2年創業の角長醤油の前に停めたハンターカブ
和歌山・湯浅の角長醤油は天保2年創業の老舗。醤油発祥の地の看板とともに、愛車ハンターカブと記念撮影。歴史を感じるスポットです。

▶公式サイト:手づくり醤油角長国道店
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る
▶角長醤油資料館の地図はこちら:googlemapで地図を見る

みはらし峠と「道の駅みなべ振興会館」で味わう和歌山の梅

湯浅醤油を出発して、ここへへ向かう途中にある「みはらし峠」を通過。車もほとんど通らず、山間の緩やかな起伏を風力発電の風車を眺めながら走る爽快なルートでした。

みはらし峠で風車を背景にハンターカブを停めた風景
風力発電の風車を背に、山間の爽快な峠道を駆け抜けた愛車ハンターカブと一緒に。

▶みはらし峠の地図はこちら:googlemapで地図を見る

道の駅みなべうめ振興会館の外観と駐車中のハンターカブ
紀州南部の特産・梅を楽しめる「道の駅みなべうめ振興会館」と愛車ハンターカブ。

その後立ち寄った道の駅みなべ振興会館では、梅干しや梅製品など地元特産品がずらり。私はお寺秘伝の薬草とともに漬けられた「薬師梅」と「乾燥梅のちょび梅」を購入しました。

紀州薬師梅のポスター。漬け込まれた薬草の種類や特徴が写真付きで示されている
道の駅みなべで見かけた紀州薬師梅のポスター。漬け込まれた薬草の種類や効能が写真付きで紹介されており、地元のこだわりと歴史を感じられる内容です。
道の駅みなべうめ振興会館で購入。リアボックスにのった紀州薬師梅と乾燥梅「ちょび梅」。小さく、持ち運びしやすいお土産
旅のお土産として購入した紀州薬師梅と乾燥梅「ちょび梅」。小さめサイズで荷物にもならず、温度管理も気にせず持ち帰れるのでバイク旅のお土産にぴったり。

公式サイト:道の駅みなべうめ振興会館
地図はこちら:googlemapで地図を見る

南紀白浜「とれとれ市場」で海鮮丼&踊りたこ体験

宿のオーナーおすすめの千畳敷の夕日を見る前に、通り道の南紀白浜・とれとれ市場に立ち寄りました。ここは地元の新鮮な海産物が集まる巨大市場で、活気ある雰囲気の中で食事や買い物が楽しめます。

夕暮れ時のとれとれ市場の看板と駐輪したハンターカブ
日が傾くとれとれ市場で、看板とハンターカブのツーショット。市場の活気と旅の余韻を噛み締める夕暮れ。
南紀白浜とれとれ市場の海苔がのった新鮮な海鮮丼の写真。
とれとれ市場のロゴ入り海苔が印象的な新鮮海鮮丼。市場ならではの活気と素材の美味しさを堪能しました。

市場内の食堂で海鮮丼をいただき、名物の「踊りたこ」にも挑戦。味はソース、醤油、梅、岩塩から選べますが、私は「泳ぎたこ焼」を注文。和風だしにたこ焼きを泳がせ、ネギをのせた逸品は、ふわとろ食感で海の旨味が口いっぱいに広がりました。市場らしい活気の中で、グルメや買い物を満喫できるスポットです。

南紀白浜和風だしに浸された踊りたこ焼きの泳ぎたこ焼き。ネギをのせた一品の写真。
和風だしにたこ焼きを泳がせ、ネギをのせた「踊りたこ焼き」の「泳ぎたこ焼き」。ふわとろ食感で、南紀白浜の名物グルメを美味しく味わいました。

公式サイト:https://toretore.com/ichiba/
地図はこちら:googlemapで地図を見る

千畳敷で感動の夕陽|南紀白浜ツーリングの絶景スポット

とれとれ市場で海鮮丼と名物「泳ぎたこ焼き」を楽しんだ後は、宿のオーナーに教えてもらった千畳敷へ立ち寄りました。広大な岩畳が広がる海岸で、沈む夕陽が水平線と岩のコントラストを描き出す、まさに絶景スポットです。市場からそのまま行ける便利な立地も魅力。

千畳敷の岩畳と海、夕暮れ前の風景
岩畳が広がる和歌山・白浜の千畳敷。夕暮れどき、沈み始めた夕陽に照らされる海岸で、これからの景色が楽しみでした。

ただ、周囲はカップルばかりで、一人でいるのは私くらいかも…(笑)。気を取られて(;”∀”)、シャッターチャンスを逃し、美しい夕日の写真は撮り損ねましたが、それでも目に焼き付く光景に大満足。ツーリングの締めくくりに、ぜひ訪れて夕日を楽しんでほしいスポットです。

▶参考サイト:和歌山県白浜町ホームページ
▶千畳敷駐車場の地図はこちら:googlemapで地図を見る

白浜温泉「長生の湯」で安心のリピート入浴

昨日に続いて、白浜温泉の中でも落ち着いた雰囲気の「長生の湯」へ。新しい温泉を開拓するよりも、勝手のわかるお風呂で安心してのんびり。心身ともにリフレッシュできて、最高の一日の締めくくりになりました。

▶公式サイト:https://choseinoyu.info/
▶地図はこちら:googlemapで地図を見る

本日のまとめ

今回のツーリングは、田辺市の宿「ゲストハウス口熊野」から奇絶景を経て高野龍神スカイラインを走り抜け、南紀白浜へ至る約260kmのルートでした。
ハンターカブで走るには登りがきついところもありましたが、関西屈指の山岳ワインディング絶景を楽しみながら走れました。途中で出会った歴史や食文化にも触れ、道の駅あらぎの里では、吉本新喜劇が放映されていて「和歌山も関西なんだ~」と関西の広さを実感。和歌山らしい一日になりました。

本日のスポット一覧

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