青木湖の静かな朝から始まった、ツーリング3日目。
北アルプスを背に走りながら向かったのは、
この時期だけの特別な景色――渋峠の雪の回廊。
渋峠は、春のツーリングルートとしても人気の場所で、何度でも走りたくなる道。
標高差で変わる空気や風景を楽しみながら、
少しずつ帰路へ。
そして最後に待っていたのは、
まさかのパンクという予想外の出来事。
予定通りにはいかなかったけど、
そのぶん少しだけ長くなった旅の時間。
そんな3日目の記録です。
今回のツーリングは3日間の旅。
1日目・2日目の様子はこちらにまとめています。
→ 1日目|ビーナスラインと北アルプス絶景ルート|茅ヶ崎→白馬・青木湖キャンプ旅
→ 2日目の記事|青木湖の朝と雨上がりの白馬をゆるく走る
- 本日のルート|青木湖〜渋峠〜清里・韮崎の帰路ツーリング
- 今回のツーリングルートマップ
- 気温メモ(リアル記録)
- 本日のスポット|渋峠・雪の回廊と絶景ルート
- 朝の青木湖と、静かなスタート
- 渋峠・雪の回廊へ
- 北アルプスを背に走る朝の道
- 道の駅 北信州やまのうち|ツーリング途中のやさしい休憩時間
- 地元食材のやさしいごはん|そばと天ぷらセット
- 渋峠・横手山ドライブイン|日本国道最高地点と春の雪の回廊
- 日本国道最高地点|標高2,172mのご褒美
- 渋峠・雪の回廊|春に出会う、ちいさな冬
- 高山村へ抜ける山道|渋峠を望む静かなワインディング
- 高山村のりんご畑|春が満ちる白い花の風景
- 道の駅 雷電くるみの里|ゆるっと癒しのご褒美タイム
- 野辺山高原〜清里高原|止まりたくないほど気持ちいい道
- 韮崎付近|まさかのパンクと、もうひとつの旅の続き
- 韮崎の夜散歩|やさしく光る仏像と、ご当地スーパーの発見
- まとめ|絶景とトラブル、そして少し続いた旅の時間
- 春の白馬3日間ツーリング3日目スポット一覧
本日のルート|青木湖〜渋峠〜清里・韮崎の帰路ツーリング
今回は、青木湖から渋峠の雪の回廊を経て、清里・韮崎へ戻る帰路ツーリングです。
青木湖 → 小川村 → 渋峠 → 高山村 → 清里→韮崎
今回のツーリングルートマップ
今回走ったルートを地図でまとめています。 帰り道の流れや距離感の参考にどうぞ。
日時:2026年4月28日(火)
天気:晴れ
走行距離:約240km
気温メモ(リアル記録)
この日は標高差が大きく、気温の変化もかなりはっきりしていました。
・小川村 9時頃 → 約11℃
・渋峠 昼頃 → 約10℃
・高山村 14時頃 → 約25℃
・清里 18時頃 → 約15℃
標高差でここまで変わる一日。
走っていても、体感がどんどん変わっていくのが分かる。
装備調整もなかなか忙しいけど、それもまた楽しい。
本日のスポット|渋峠・雪の回廊と絶景ルート
(※立ち寄ったスポットの詳細は、記事の最後にリンク付きでまとめています)
朝の青木湖と、静かなスタート


朝は、のんびりと。
青木湖のほとりで目を覚まして、
ゆっくりと朝日を眺める時間。
静かな湖面に映る光を見ながら、
コーヒーを淹れて、ひと息。
こういう朝を迎えられるだけで、
ここまで来た意味があるなって思う。
実はちょっとしたトラブルも。
電子ライターがつかない。
どうやらアルコールで電極が湿っていたみたいで。

でも持っていたFIREライターで無事に火起こし。

火がついているあいだにお湯を沸かして、
そのまま水筒にキープ。
こういう“ちょっとした工夫”も、
キャンプらしくて嫌いじゃない。

折り畳み傘、レジャーシート、水筒、雨具、
昨日いただいた山菜をいちごパックで
念入りに梱包して入れてある。
青木湖キャンプの様子は、前回の記事でも詳しく紹介しています。
→長野・白馬キャンプツーリング1日目|霧の霧ヶ峰から青木湖キャンプ場へ
渋峠・雪の回廊へ
ゆっくりとキャンプ場で過ごし、出発。
せっかくなので、
先日開通したばかりの渋峠を通って帰ることに。
昨日見損なった白馬の景色もあったけど、
それはまた次の楽しみに。
「全部見ないで帰る」のも、
また来る理由になるから。
白馬エリアのおすすめスポットは、こちらの記事でもまとめています。
→ 長野・白馬ツーリングまとめ
北アルプスを背に走る朝の道

行きと違うルートで帰ることに。
小川村方面を走る道では、
ミラー越しに北アルプスがずっと見えていて。
振り返るたびに、あの景色。
「白馬に向かう人、いいなぁ」なんて思いながら、
少しだけ名残惜しくなる。
途中、開けた場所で見えた北アルプスは、
思わず止まってしまうくらいの絶景で。
ここで記念撮影。
今回の旅で見る北アルプスは、これで見納め。
道の駅 北信州やまのうち|ツーリング途中のやさしい休憩時間

渋峠へ向かう途中、
「道の駅やまのうち」でひと休み。
持ってきたお湯とインスタントコーヒー、
そして昨日の残りのおやつで、のんびり時間。
走ってるだけでも気持ちいいけど、
こうやって立ち止まる時間があると、
旅がぐっとやさしくなる。

直売所をのぞくと、
並んでいるのはキノコと山菜たち。
この時期ならではのラインナップに、
つい足が止まる。

ここで、ミニしめじとコシアブラを購入。
昨日、松本から来たおばちゃんにもらったコシアブラもあるから、
帰ったら家族に天ぷらにしてあげようかな、なんて思いながら。
こういう「誰かのために買う時間」も、
ツーリングの楽しみのひとつ。
お土産を選んでいるうちに、ちょうど食堂がオープン。
この先は食べるところも少ないし、
ここでしっかり食べておくことに。
……さっきおやつ食べたばかりだけど🤣
地元食材のやさしいごはん|そばと天ぷらセット
頼んだのは、そばと天ぷらのセット。
これで1000円という、うれしいお値段。

もちろん、そば粉も野菜も地元のもの。
天ぷらの中には、
長野県民にはおなじみの“ビタミンちくわ”も。
ちょっとクスッとしながら、でもこれがまた美味しい。
ほかにも、こごみ、春菊、しめじ、さつまいも。

そして、しめじはまさかの“1本で成立するサイズ”。
思わず笑ってしまうくらい立派で、
でもちゃんと美味しい。
この先に待っているのは、
いよいよ「渋峠・雪の回廊」。
ここからまた、景色がガラッと変わる。
渋峠・横手山ドライブイン|日本国道最高地点と春の雪の回廊

長野県側からハンターカブで登るのは、今回がはじめて。
ゆっくりと標高を上げながら、
3速と4速を行き来して登っていく。
ときどきフルスロットル。
この「頑張って登ってる感じ」が、
カブのいちばん楽しいところかもしれない。
標高が上がるにつれて、
景色はどんどん変わっていく。

残雪がちらほら見えはじめて、
風もひんやり。
さっきまでの春とは、少し違う空気。

日本国道最高地点|標高2,172mのご褒美

到着したのは、日本国道最高地点。
標高は2,172m。
空がぐっと近くて、
山々がどこまでも続いている。
いつもは人でにぎわう場所だけど、
この日は車もバイクも少なめ。
撮影スポットでもスムーズに写真が撮れて、
ゆっくりとこの景色を味わえた。
こういう“静かな当たり日”って、
たまにあるからやめられない。
渋峠・雪の回廊|春に出会う、ちいさな冬

そして、今回の目的だった雪の回廊へ
渋峠ツーリングの中でも、この雪の回廊は特に人気の区間。
先週開通したばかりだけど、
今年は雪が少なめ。


それでも、道の両側に残る雪の壁は、
やっぱりちょっと特別で。
普段、雪なんてほとんど見ないから、
それだけでちょっと嬉しくなる。
白い雪と青い空、
そしてカブで走る一本道。
ほんの短い区間だけど、
季節がひとつ戻ったみたいな感覚。
春の中にある、小さな冬。
このあとは、標高を一気に下げて、
また違う景色へ。
高山村へ抜ける山道|渋峠を望む静かなワインディング
草津方面は、噴火の影響で通行規制。
ハンターカブでは万座ハイウェイは通れない。
同じ道を戻るのも、なんとなく違う気がして——
高山村へ抜ける山道を選ぶことに。
この道が、思っていた以上によかった。
さっき走ってきた渋峠は、
空が大きく開けたダイナミックな景色だったけど、
ここは一転して、木々に包まれる道。

ときどき視界が開けると、
遠くに山並みや小さな町が見える。
あの上を走ってきたんだな、って思うと、
ちょっと不思議な気持ちになる。
舗装された林道は走りやすくて、
ずっと続く下りのワインディング。
力を抜いて、景色を感じながら走れる、
そんなやさしい道だった。
高山村のりんご畑|春が満ちる白い花の風景

とても爽やかな景色でした。
山を下りきった先に広がっていたのは、
一面のりんご畑。
ちょうど花が咲く時期で、
緑の中に白い花がたくさん。
さっきまでの雪の景色とはまるで別世界で、
一気に“春”に戻ってきた感じ。
風もやわらかくて、
空気も少し甘いような気がする。

静かな山道を抜けて、
ふっと開けたこの景色。
こういう変化があるから、
やっぱりツーリングはやめられない。
このあとは、さらに下っていくと——
また違う景色と、少しの寄り道。
道の駅 雷電くるみの里|ゆるっと癒しのご褒美タイム
浅間サンラインをそのまま走って、次に立ち寄ったのは「道の駅 雷電くるみの里」。
ここもまた、気持ちよく流せる快走ルートの途中にあって、
ちょっとひと息つくのにちょうどいい場所。

駐車場で見つけたのは、
ゆるキャン△のリンちゃん仕様っぽいバイク。
ころんとしたフォルムが可愛くて、
思わずじーっと見ちゃう。
こういう出会いも、ツーリングの楽しみのひとつ。

そして、おやつタイム🍴
雷電焼きと、くるみソフトを。
雷電焼きは、
クリームと黒豆あんこから選べて、今回は黒豆あんこ。
生地が軽くてサクッとしていて、
中のあんこも甘すぎずちょうどいい。
素朴なのに、ちゃんと美味しいやつ。
気になって店員さんに聞いてみたら、
生地は何種類かの粉をブレンドしてるらしいけど…そこは企業秘密とのこと。
こういう“ちょっとした謎”も、なんだかいい。
くるみソフトも美味しかったけど、
個人的にはやっぱり王道のバニラが好きかも(笑)
走って、景色を見て、
ちょっと甘いもの食べて、また走る。
このリズムが、すごく心地いい。
このあとも、まだもう少しだけ寄り道しながら帰路へ。
野辺山高原〜清里高原|止まりたくないほど気持ちいい道
このあとは、野辺山高原から清里高原へ。
空は広くて、風はやわらかくて、
道もすごくスムーズ。
気持ちよすぎて、
「止まるのがもったいない」って思いながら走ってた。
寄り道はしなかったけど、
道の駅 清里のあたりでは、たくさんの鯉のぼり。
少し高いところから見えるその景色は、
下を流れる川と重なって、まるで本当に泳いでいるみたいで。
思わず見とれてしまう、きれいな春の風景だった。
そして、そのまま韮崎へ。
気持ちよく流れていた時間から一転、
ここで現実に戻るように、帰宅ラッシュの渋滞。
それでも、今日一日の景色や空気が残っていて、
なんだか少しだけ穏やかな気持ちのまま。
ツーリングの終わりって、
ちょっと名残惜しいくらいがちょうどいいのかもしれない。
——そう思っていた矢先に。
韮崎付近|まさかのパンクと、もうひとつの旅の続き
渋滞で止まっているとき、ふと違和感。
「あれ…足つき、こんなによかったっけ?」
そのあとノロノロと動き出した瞬間、
空気が抜ける感覚。
すぐに安全な場所へ移動して確認すると、
やっぱりパンク。
125ccの任意保険特約では、
バイクは搬送してもらえず、
JAFもチューブレスタイヤならその場修理できるけど、
ハンターカブのようなチューブタイヤは対象外。
つまり、修理できるお店まで運ぶしかない。
調べてみると、近くには修理できるお店がいくつか。
一番近いところは、なんと徒歩3分。
でも——営業時間終了5分前。
電話してみたけど、つながらない。
他のお店もほとんどが19時までで、
JAFの到着時間を考えるとどうしても間に合わない。
ここで一度、あきらめて。
次の手を考えることに。
家族が迎えに来てくれる話もあったけど、
実は、バイクを止めた場所から徒歩3分のところに
ビジネスホテルがあるのを確認済み。
今日は無理せず泊まって、
明日修理することに。
(明日も休みで本当によかった…)
ちなみに、パンクはこれが初めてじゃなくて。
去年の10月、山中湖でも同じ経験。
そのときは、たまたま近くにバイク屋さんがあって、
すぐに直してもらえた。
今回はちょっと違う展開になったけど、
こういう予想外も、ツーリングらしさのひとつ。
予定通りにはいかないけど、
そのぶん、記憶に残る。
こうして、もう一泊増えた今回の旅。
本当の終わりは、もう少し先へ。
韮崎の夜散歩|やさしく光る仏像と、ご当地スーパーの発見


ホテルにチェックインして、ほっとひと息。
せっかくなので、少しだけ韮崎駅周辺をお散歩。
いつも道路からチラッと見えて気になっていた、
あの大きな仏像。

近くまで行ってみると、
夜の中でやさしく光っていて、なんだか不思議な存在感。
昼間とはまた違う、静かな空気に包まれていて、
思わず少し立ち止まって見上げてしまう。
そのあと、近くのスーパーへ。
ちょうど数日前に見かけた記事で、
山梨のご当地スーパー「オギノ」に
“かいじ寿司”があるって知っていたから、ちょっと楽しみにしてた。
店内をのぞくと、
普通のお寿司のとなりに、ちゃんと並んでる…!
しかも、夕方だったから半額。
これはもう、迷わずカゴへ。

かいじ寿司は、
お寿司に甘辛いタレがかかっているちょっと珍しいスタイル。
食べてみると、
「こういう食べ方もあるんだ」っていう新鮮さ。
穴子はもちろん合うけど、
他のネタにもちゃんと合っていて、ちょっとした発見。
山梨といえば、ほうとうとか鳥もつのイメージだったけど、
こんなローカルな味もあるんだなぁって。
ホテルでのんびり食べる、ちょっと特別な晩ごはん。
トラブルはあったけど、
そのぶん、こういう出会いがあるのも旅のいいところ。
予定通りじゃないからこそ、
見つかる景色と味がある。
そんな一日の終わりでした🌙
まとめ|絶景とトラブル、そして少し続いた旅の時間
青木湖の静かな朝から始まり、
北アルプスを背に走る帰り道。
渋峠では雪の回廊という、
春の中にある小さな冬の景色に出会い、
高山村では一気に春へと戻る風景の変化。
走るだけでも楽しい一日だったけど、
最後に待っていたのは、まさかのパンク。
予定通りにはいかなかったけど、
そのぶん少しだけ長くなった旅の時間。
韮崎での夜や、ご当地スーパーでの発見も含めて、
振り返るとどれも印象に残る出来事ばかりでした。
思い通りにいかないこともあるけど、
それも含めて、旅なんだと思う。
その中で出会う景色や人、
ちょっとした出来事があるから、やっぱり面白い。
そんなことを改めて感じた、3日目の一日でした。
1日目・2日目の様子はこちらにまとめています。
→ 1日目|ビーナスラインと北アルプス絶景ルート|茅ヶ崎→白馬・青木湖キャンプ旅
→ 2日目の記事|青木湖の朝と雨上がりの白馬をゆるく走る
春の白馬3日間ツーリング3日目スポット一覧
・08:25 青木湖キャンプ場出発(静かな湖畔の朝)
・10:30 道の駅 北信州やまのうち(休憩・軽食・山菜購入)
・12:20 渋峠・横手山エリア (雪の回廊・絶景ルート)
・12:30 日本国道最高地点(標高2,172m)
・15:14 道の駅 雷電くるみの里(おやつ休憩)
・19:00 ホテルlalaplus
(ホテル泊・夜散歩・買い出し)

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