朝5時ごろ、鳥のさえずりで目が覚めました。すぐに起きるわけでもなく、しばらくボーっとしたあと、コーヒーを淹れて青木湖を見に行ってみます。
こんな朝早い時間なのに、湖では静かにカヌーをしている人がいました。穏やかな水面。そして、近くで見ると本当に水が透き通っている。朝の青木湖、いいなぁ。しばらく湖を眺めながら、ただただのんびり過ごします。
今日は台風の影響が出る前の、貴重な晴れ予報。せっかくなので、まだ行ったことのない栂池自然園へ行ってみることにしました。
実は今回、白馬三山共通グリーンシーズンパスを購入しています。白馬八方尾根、白馬岩岳マウンテンリゾート、栂池マウンテンリゾートのゴンドラやリフトが利用できるパスで、利用期間は6月から11月15日まで。
白馬は神奈川に比べれば涼しいけれど、夏の日中は30℃を超えることもあります。だったら、ゴンドラで標高の高い涼しいところまで上がって、のんびり過ごすのもいいかなと。それぞれ普通に利用すると4,000円前後するので、「3回くらい乗れば元が取れるかな?」という計算(笑)。今回の休みと、秋にも使えたらいいなと思っています。
今日の目的は、栂池自然園まで上がって、涼しいところでボーっとする。
ただそれだけ……のはずでした(笑)。
本日のルート
主なルート 青木湖キャンプ場 → つがいけゴンドラ乗り場 → 栂池自然園 → Square 8 Hakuba RETREAT by UNPLAN → ハピア A・コープ白馬店 → 青木湖キャンプ場
▶ 実際に走った詳細ルートを見る
日時:2026年8月10日(月)
天気:晴れ
走行距離:約34km
朝7:41、青木湖キャンプ場を出発。今日は栂池自然園がメインなので、バイクで走る距離はそれほど長くありません。
その代わり、まさか自分の足でこんなに歩く一日になるとは、このときはまだ思っていませんでした(笑)。
朝の青木湖|鳥の声と静かな湖から一日が始まる

朝5時ごろ、鳥のさえずりで目覚めました。コーヒーを飲んでから青木湖へ行ってみると、早朝の湖はとても静かです。
カヌーをしている人がいても、その静けさを邪魔するような感じはなく、むしろ景色の一部みたい。水面は穏やかで、水もびっくりするくらい透き通っています。朝から急ぐ必要もないので、湖を眺めながらしばらくボーっと。キャンプの朝って、こういう時間がいいんですよね。
7:41、ようやくキャンプ場を出発しました。
栂池マウンテンリゾート|ゴンドラで標高1,800mの世界へ

8:15ごろ、ゴンドラリフト乗り場の駐車場に到着。ところが、すでにゴンドラ乗り場に一番近い中央駐車場(普通車用)は満車でした。
反対側の大型車用駐車場が開いていたので、「バイクはどこに停めたらいいですか?」と聞いてみると、「ここならいいよ」と端のほうに停めさせてもらえることに。車は1日500円でしたが、私が停めたところは枠外だったため、「ここなら無料でいいよ」とのこと。ありがたく、ご厚意に甘えました。
少し歩けば周辺には駐車場はいくつかあるのですが、バイクの場合だとちょっとしたスペースに停められるので、今回の場合は遠くへ歩く前に訪ねてみてよかったなと思いました。
さっそくチケット売り場へ行き、スマホの購入済み画面を見せます。そして乗り場へ向かって歩いていると、栂池自然園のパンフレットを発見。何気なく見てみると、スタンプラリーをやってる。 しかも全部回ると、かわいい缶バッジがもらえるらしい。
え、じゃあやってみようかな(笑)。
その場で「ヤマスタ」というアプリをダウンロードしました。「今日は上でボーっとするだけ」という予定が、このあたりから少しずつ怪しくなってきます。
ゴンドラ乗り場へ行くと、目の前にはコロンビアの商品がずらり。「あれ?乗り場どこ?」と思ったら、その奥にちゃんとありました(笑)。

ゴンドラは6人乗りのようでしたが、グループごとに乗せてくれました。私は一人だったので、一人で一台。写真を撮ったり景色を眺めたり、自由に過ごせます。
いや~、ゴンドラって本当に気持ちいい。どんどん高度が上がって、さっきまでバイクで走っていた町が小さくなっていきます。少し曇っていたものの、緑の山々と、時々雲の合間から顔を出す北アルプス。窓から入ってくる風も冷たくて気持ちいい。
栂池高原駅から白樺駅を経由し、標高1,582mの栂の森駅まで約20分。そこから数分歩き、栂大門駅からさらにロープウェイに乗って、標高1,829mの自然園駅へ。9時ごろ到着しました。


▶つがいけロープウェイ公式サイト
▶つがいけロープウェイGoogleマップ
▶ 往復料金:4,000円(栂池自然園入園料320円込み)
▶ ゴンドラ+ロープウェイのみ:往復3,680円
栂池自然園|ちょっと歩くつもりが、スタンプラリー開始

①水芭蕉湿原 ②わたすげ湿原 ③浮島湿原 ④展望湿原

栂池自然園の入園料320円を払い、さっそく歩き始めます。最初の見どころは水ばしょう湿原。そして最初のスタンプラリーチェックポイントです。

水芭蕉は……咲いてないけどね(笑)。


でも、緑のグラデーションに空の青、雲の白。木道を歩いているだけでも、とっても気持ちいい。尾瀬は歩いたことがないのに、なぜか頭の中では「夏が来れば思い出す~♪」と、ずっと尾瀬の歌が流れています(笑)。
続いて、ニッコウキスゲやワタスゲの湿原へ。ニッコウキスゲは知っています。ビーナスラインでも見たことあるしね。でも……ない。もう終わったのかな? ワタスゲって何だろう? 綿みたいなやつだよね、たぶん。

花より団子派の私は、そんな細かいところまで見ていませんでした💦 でも、歩いているだけで本当に気持ちいい。このあたりまでは木道が中心で、私には「山歩き」というより、景色を楽しみながらのお散歩という感じでした。
「自然園に来たから絶対に一周しなきゃ」と思わず、このあたりをのんびり楽しんで戻るのも全然ありだと思います。
……後になって、そう思いました(笑)。
風穴|「ここから行けない?」と思って一度戻る(笑)

次は風穴。岩の間に残った雪が冷たい風を作る場所です。雪は……ちょっとだけ(笑)。最近、本当に暑すぎますよね。それでも風は涼しくて気持ちいい。
ところが、この先で木道の工事をしていました。私は説明をよく読まず、「え?ここから通行止め?」と勝手に思い込みます。スタート地点からまだ15分程度、しかもここまではほぼフラットだったので、「まあ、秋にまた来ればいいか!」と、あっさりビジターセンターまで戻りました。
でも念のため、「この先って行けないんですか? ぐるっと一周できないんですか?」と聞いてみると、片側通行だけど行けるとのこと。
……行けるんだ(笑)。
外を見ると日もだいぶ上がっています。下界はどう考えても暑そうだし、しかもお盆なので、どこへ行っても人は多そうです。だったら、ここにいたほうがいいか。
ということで、再びスタンプラリーへ。
今思えば、この「一度戻って、また歩き始める」という余計な往復も、この日の歩数をしっかり増やしていたんでしょうね(笑)。
楠川|この先は「ちょっとお散歩」とは違いました(笑)

3つ目のチェックポイントは楠川。
そういえば朝ごはんも食べていません。それなら、その前に駅で買っておいたリンゴパンを食べておこう。楠川にはトイレがありますが、その先にはないそうなので、ここで休憩しておくことにしました。
楠川に向かう途中のテーブルとベンチでパンを食べながらしばらくのんびり。
休憩後、楠川へ。川遊びをしたり、川辺でくつろいでいる人もたくさんいました。標高が高いところまで上がってきても、雲がないと暑いものは暑い。歩いているので、じんわり汗もかきます。川の水、気持ちよさそうだなぁ。
そしてパンフレットを見ると……ここから坂道。
ど、どうしよう💦 私、今日は疲れることをするつもりじゃなかったんだけど。でも、せっかくここまで来たしなぁ。
結局、歩いてみることにしました。

木道があったり、ちょっとガレた山道のようなところがあったり。登山と比べれば、とてもよく整備されていて歩きやすい道だと思います。でも、普段運動不足の私には坂道が普通につらい(笑)。
私みたいに、「ゴンドラで上まで行って、湿原をちょっと見てのんびりしよう」くらいのつもりなら、水ばしょう湿原周辺まで楽しんで戻るのもいいと思います。一方、展望湿原まで行って上のほうまで歩くなら、最初から軽い登山をするくらいの準備はしていったほうが安心です。
私も、もし歩きたくなったときのために、帽子、水筒、雨具は持ってきていました。山なので、出発時に晴れていても途中で急に雨が降ることもあります。飲み物はもちろん、ちょっとした行動食もあると安心。おやつがあると休憩もちょっと楽しいしね(笑)。
歩いていると、サンダルのような軽い履物で上のほうまで来ている人も見かけました。でも途中で雨が降って木道や岩場が濡れたら、滑って事故やケガにつながることもありそうで、ちょっと心配になりました。
ビジターセンターでは靴の貸し出しもありましたが、必ず自分に合うサイズがあるとは限りません。上のほうまで歩くつもりなら、最初からトレッキングシューズなど、自分に合った歩きやすい靴で来るのが安心だと思います。
展望湿原へ|「さっき帰ればよかった」と思いながら歩く(笑)
「さっき帰ればよかったなぁ……」なんて思いながら、ひたすら歩きます。それでも景色はいい。鳥の鳴き声も聞こえるし、時々通り抜ける風も気持ちいい。
……でも、つらいものはつらい(笑)。
モウセン池のチェックポイントもクリアして、標高2,010mの展望湿原を目指します。雲がかかったり、晴れたり。「着いたとき、山は見えるかな?」と思いながら歩いて、ようやく到着。

そして……


見えませんでした(笑)。
ちょっと広いスペースがあり、お弁当を広げて雲が流れるのを待っている人たちもいます。でも私、もう帰りたい。 ということで、足早に帰ります(笑)。
……と思ったら、ここからまだ少し上り。最高地点は標高2,020m。
疲れた。しかも雲かかってるしね(笑)。
でも「ここからは帰り道」と思うだけで、心は軽い。

途中にはハート形に見える池もありました。このときは「あ、池!」くらいで通り過ぎてしまったのですが(笑)、あとから調べてみると、この周辺には「栂池」という名前の由来になった池もあるそう。次に歩くときは、もう少しちゃんと見てみようと思います。
もう、この頃は疲れて帰りたい気持ちのほうが強かったんです。

そして、旧栂池ヒュッテ記念館の赤い屋根が見えたときの嬉しさよ。湿原まで戻ってきて、道がフラットになっただけでも嬉しい。
景色は本当に良かった。歩いたのも良かった。
でも……疲れた(笑)。
栂池ヒュッテ|スマホを見たら、この時点で16,000歩!
自然園を歩き終えてスマホを見てみると、この時点で16,000歩!
いつぶり、こんなに歩いたの(笑)。
ただし、これは栂池自然園一周だけで16,000歩というわけではありません。朝の青木湖散歩から始まり、駐車場やゴンドラ乗り場までの移動、ロープウェイの乗り換え、そして途中で一度ビジターセンターまで引き返した分など、この日ここまで歩いた分が全部含まれています。
それにしても16,000歩。「今日は涼しいところでボーっとするだけ」の予定だった人の歩数ではない(笑)。

朝には開いていなかった食堂やお土産屋さんも営業していたので、少し覗いてみます。「さるなしソフト」が気になりましたが、この日はソフトクリームの気分ではなかったのでパス。
ところが、栂池ヒュッテの店頭では、おやきを蒸していました。しかも、みんな美味しそうに食べてる。栂池ヒュッテと栂池山荘は隣同士に並んでいます。ちょっと名前が紛らわしい(笑)
どうしようかなぁ。
悩んでいると売り場のお兄さんが、「今のおすすめは期間限定のなすです。今年は雨が少なくて、なすがなかなか採れなかったから貴重ですよ!」と。しかも、ここのおやきは天然酵母を使っているらしい。
どうしよう……。
すると、すぐ近くで食べていた親子が、まるで店員さんから仕込まれたかのように「なす、おいしい!」と話し始める(笑)。
期間限定。貴重ななす。天然酵母。そして目の前から聞こえてくる「おいしい」。
もう無理。
食べずにはいられません(笑)。

ということで購入。そして、これが本当に美味しかった!
私は、いろは堂の一度揚げてから蒸したおやきを食べて以来、ほかのおやきにあまり興味がなくなっていたのですが、ここのおやきの生地はしっかり固め。私の好きな感じでした。
下まで降りてから、「ほかの味も買っておけばよかった……」と後悔。
ちなみに、スマホによるとこの時点で消費カロリーは約510kcal。
あれだけ歩いたのに。
そんなの、すぐ取り戻せる(笑)。
ゴンドラで下山|欲しかったけど、バイクでは無理だった日本酒
帰りは、のんびりロープウェイとゴンドラで下ります。

そういえば栂大門駅では、小谷村限定の日本酒「栂の森」の生酒が販売されていました。ゴンドラ内のアナウンスでも紹介されていて気になったのですが、きちんと冷蔵されて販売されています。
これはバイクで持って帰るのは難しいなぁ。こういうときだけ、「車だったらよかったな」なんて思います(笑)。

下まで戻ったら、スタンプラリー制覇の缶バッジと証明書も無事ゲット! 軽い気持ちで始めたのに、結局全部回りました。
さて、歩いたあとは……温泉!
と思ったのですが、リアボックスを確認すると、入れたつもりだった温泉セットがない……。
行きたかった温泉は、この近く。一度キャンプ場まで戻って、またここまで来る元気なんてありません。
もう、いいや(笑)。
今日もキャンプ場のシャワーで済ませることにしました。
岩岳のワーキングスペース|コーヒーを飲みながら2時間休憩

温泉は諦めましたが、白馬三山共通グリーンシーズンパスには、ワーキングスペースの利用も付いていました。せっかくだから使ってみよう。
向かったのは岩岳にあるワーキングスペース。行ってみると、春に訪れた水車小屋「針塚」のすぐ近くでした。
▶春の白馬3日間ツーリング2日目|青木湖の朝と雨上がりの白馬をゆっくり走る
「あ、ここだったんだ」
以前の旅で訪れた場所と、こんなふうにつながるのもちょっと嬉しい。
ワーキングスペースにはカフェも併設されていて、軽食やコーヒーも注文できます。私はコーヒーを飲みながらスマホなどを充電し、ネットを見たり、その日の出来事をまとめたり。気がつけば2時間ほど、のんびりしていました。
栂池自然園でしっかり歩いたあとだったので、この時間がちょうどよかった。
結局、私が朝やりたかった「涼しいところでボーっとする」は、ここで達成したのかもしれません(笑)。
▶Square 8 Hakuba RETREAT by UNPLAN公式サイト
ハピア A・コープ白馬店|たくさん歩いたので、今日はお惣菜

休憩したあとは、キャンプ場へ戻る途中にある、いつもの白馬駅近くのハピア A・コープ白馬店へ。
お盆ということもあって、店内には大人数向けの商品が多めでした。でも今日は朝からたくさん歩いたし、疲れたし……
もう、お惣菜でいいや。
買ったのは、甘エビの海苔巻き、甘エビの唐揚げ、白馬豚のチャーシュー、ワッサー、セロリ、なめこ。
キャンプ場へ戻ったら、セロリの茎は生のままかじります(笑)。葉っぱは、なめこと一緒に味噌汁へ。甘エビの海苔巻きや唐揚げ、白馬豚のチャーシューも並べたら、ちゃんと白馬らしい夕食になりました。
今日はもう、これで十分。あとはキャンプ場でのんびり過ごして、就寝です。
まとめ|ボーっとするつもりが、よく歩いた一日(笑)
涼しいところでのんびりするつもりで向かった栂池自然園でしたが、スタンプラリーにつられて、結果的にはしっかり歩く一日になりました(笑)。
景色もよかったし、おやきも美味しかったし、最後は岩岳のワーキングスペースでちゃんとボーっとする時間も作れました。
栂池自然園は、水ばしょう湿原周辺をのんびり楽しむだけでも気持ちいい場所です。ただ、上のほうまで歩くなら、靴や雨具、飲み物など軽登山の準備はしていったほうが安心だと感じました。
予定通りにはいかなかったけれど、こういう一日も旅らしくていいですね。
明日からは台風の影響で天気が崩れる予報。
さて、明日はどうしようかな。
▶ 1日目|吐竜の滝・小熊山を巡って青木湖へ
▶ 白馬ツーリングまとめ記事
スポット一覧
7:41 出発:青木湖キャンプ場
8:15 つがいけロープウェイ&ゴンドラ乗り場
9:00 栂池自然園(栂池マウンテンリゾート公式サイト)
14:45 Square 8 Hakuba RETREAT by UNPLAN
16:47 ハピアAコープ白馬店Googleマップ
17:32 青木湖キャンプ場

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