7月の終わり、木曽・御嶽へ、ハンターカブでキャンプツーリングに行ってきました。
1日目は相模原を早朝に出発し、伊那の越後屋菓子店、木曽福島、道の駅三岳を経由して、御嶽山麓の清滝へ。途中では木曽福島で蕎麦や五平餅も楽しみました。
この日の宿は、なんと500円で泊まれる常設テントのキャンプ場。新滝では引き返したり、キャンプ場直前で雨に降られたりと予定どおりにいかない場面もありましたが、木曽・御嶽らしい景色と空気をたっぷり味わった1日目です。
本日のルート
主なルート 相模原 → 甲斐大和 → 伊那 → 木曽福島 → 三岳 → 清滝 → おんたけ休暇村キャンプ場
▶ 実際に走った詳細ルートを見る
日時:2026年7月26日(日)
天気:晴れ
走行距離:約250km
4:25 相模原からツーリングスタート


朝4時25分、快活CLUB相模原中央を出発。実は昨日400Xミーティングの幹事会があり、そのままこちらに宿泊、そして出発です。
国道412号から20号へ入り、まだ静かな朝の道を走っていきます。
この日の朝はとても走りやすく、気温はほとんどの区間で23℃くらい。一部では21℃まで下がっていました。
夏のツーリングとしてはありがたい気温ですが、ずっと走っていると少し体が冷えてきます。
最初の休憩は、道の駅 甲斐大和。
ここで温かい缶コーヒーを一本。
この日は山に霧なのか低い雲なのか、白い雲がまとわりつくようにかかっていました。
朝の山らしい、なんともいい雰囲気。
温かいコーヒーを飲みながら、
「今日はいい景色が見られそうだな。」
そんなことを思いながら、再び走り出します。
伊那「越後屋菓子店」で名物・伊那のまゆ

9時40分、伊那市にある「えちごや菓子店」に到着。
今回のお目当ては、こちらの名物「まゆ」です。
お店に入ると、ちょうどガラス越しに職人さんが「まゆ」を作っているところを見ることができました。


その手の動きが、本当にきれい。
無駄な動きがまったくなく、一つひとつのお菓子が手際よく出来上がっていきます。
長年続けているからこその動きなんだろうなぁ。
見ていて飽きません。
駐車場所は事前に確認したほうがよさそう
実は到着したとき、ぱっと見では駐車場の場所が分からず、店先にハンターカブを停めさせてもらいました。
その後、別のハンターカブも同じように店先へ。
すると、しばらくしてお巡りさんが。
どうやら通行人の方から「通行の邪魔になっている」と連絡が入ったようで、すぐにバイクを移動しました。
ハンターカブは小さいので、つい自転車と同じような感覚で停めてしまいがち。
でも、やっぱりバイクはバイクです。
初めて訪れるお店では、駐車場や駐輪できる場所をあらかじめ確認しておいたほうがいいですね。
私自身も今回、改めて気をつけようと思いました。
キャンプ前の買い出しは木曽町へ

えちごや菓子店を後にして、キャンプ場へ向かいながら木曽町へ。
キャンプ場へ入ってしまう前に、ここで食料などを買っておきます。
近くにはJAが運営する地元密着型のスーパーもあって、どちらへ行こうかちょっと悩みました。
せっかく旅に来たのだから、地元のスーパーも気になります。
ただ、この日は食料や飲み物などいろいろ買いたいものがあったので、品揃えの多そうなイオンを選びました。
木曽福島の町並みがいい

そのイオンへ向かう途中に通った、木曽福島の町並みがとても印象に残りました。

昔ながらの建物が残っているのですが、それが観光のためだけに保存されている感じではなく、今の暮らしの中に自然に溶け込んでいるような雰囲気。
古い町並みと現代がうまく調和している感じが、とても良かったです。
近くには奈良井宿もありますが、木曽福島はまた少し違った印象。
今回はバイクで通り過ぎただけでしたが、それでも町の空気を味わうことができました。
帰ってから調べてみると福島関所を復元した福島関所資料館、関所の関守と木曽代官を務めた山村氏の代官屋敷、宿場町の面影が残る上の段地区、木曽義仲の墓地のある興禅寺、宿場町の歴史とともに発展してきた酒蔵など見どころが色々ありました。
今度はバイクを停めて、ゆっくり歩いてみたい場所です。
長野方面は白馬や秋山郷にも走っていますが、木曽福島はまた少し違った雰囲気でした。
▶白馬ツーリング
▶秋山郷ツーリング
お昼は木曽のお蕎麦が食べたい

お昼が近づいてきました。
太陽が高くなったこの時間でも、気温は30℃くらいだったでしょうか。
止まっていると暑いのですが、走り出すと気持ちいい。
木陰も多く、近くには川が流れているところもあって、この日は本当に走りやすい気温でした。
さて、お昼は何を食べよう。
木曽まで来たら、やっぱりお蕎麦が食べたい。
Googleマップで調べて、キャンプ場へ向かう方面にある良さそうなお蕎麦屋さんを見つけました。
そこへ向かう途中、「道の駅 三岳」に立ち寄ります。

食事処はありませんでしたが、地元のものやお弁当が並び、御嶽の歴史を紹介する展示もありました。
外にはチャイのキッチンカーも。
ちょっと気になりましたが、今回は何も買わず。
頭の中はすでにお蕎麦です(笑)。
ところが、お蕎麦屋さんが……
目的のお蕎麦屋さんへ到着すると、お店の前には車がいっぱい。
第2駐車場まで満車状態でした。
「これは無理だなぁ……。」
仕方なく別のお店を探すことにします。
この先、キャンプ場方面へ進んでしまうと食事できる場所がほとんどないので、また木曽町方面へ戻ります。
次に目指したお蕎麦屋さんへ行ってみると……
お休み。
さらに別のお店へ行ってみると……
今度は行列。
完全にお蕎麦難民です(笑)。
そこで思い出したのが、先ほど通った木曽駅前。
何軒か食事ができそうなお店があったので、またまた戻ることにしました。
ようやくお昼ご飯

木曽福島駅前のお店に入り、ようやくお昼ご飯です。
店内では英語の案内や「ざるそばの食べ方」など、外国人観光客向けの表示が目立ちました。
それと、「充電ケーブル貸します」という案内も。
これは助かります。

注文したのは、鴨なんばん蕎麦と五平餅を一本。
鴨なんばん蕎麦のつけ汁は熱々。
勢いよく食べたら、やけどしそうになりました(笑)。
そして木曽の五平餅は、私がイメージしていた平たいわらじ型とは違い、小さなお団子のような形。
一つひとつが食べやすく、お蕎麦と一緒でもちょうどいい。
何軒も回って、予定していたお店とは違う場所になりましたが、無事にお昼ご飯を食べられて満足です。
▶お食事処かわい参考サイトはこちら
▶お食事処かわいGoogleマップ
「郷土菓子」ののぼりに誘われて

そんな道を走っていると、「郷土菓子」と書かれたのぼりと、かわいらしい看板のお店を発見。
気になったので寄ってみることにしました。

入口には「朴葉餅」ののぼり。
店内に入ると洋風の焼き菓子が並ぶ中、枝に付いたままの大きな葉っぱが置かれています。
「これ、何だろう?」
お店の方に聞いてみると、朴葉の中にあんこを包んだお餅が入っているとのこと。
食べてみたい。
でも、枝には葉っぱが3~4枚ほど付いていて、ひと枝単位での販売。
一人旅の私には、さすがに多い(笑)。
残念ながら朴葉餅は諦めました。
すると、
「ちょうど今、焼けましたよ。」
と教えてもらったので、アップルパイ、栗のパイ、えごまのフィナンシェを購入しました。
店主さんもとても感じのいい方。
なんだか、こういう偶然見つけたお店っていいですね。
帰り際によく見ると、プリンののぼりもありました。
この日はなかったのですが、周辺にはこうした洋菓子のお店をあまり見かけなかったので、地元では人気のお店なのかもしれません。
御嶽山麓の「清滝」へ
そして、いよいよ今回の目的地、清滝へ
駐車場は砂利で、路肩を含めても車が7~8台ほど停まればいっぱいになりそうな広さ。
こういうときは、
「ハンターカブで良かった。」
と思います。
案内を見ると、滝までは徒歩250m。
「250mなら大丈夫でしょ。」
と思ったのですが、入口を見ると登り坂。
ちょっと心が萎えます(笑)。
しかも入口には大きな鐘があり、
「熊よけのために鳴らしてください」
という案内。

熊注意の看板だけでも怖いのに、わざわざ熊よけの鐘まであるとなると、
「本当に熊が出るところなんだ……。」
と、逆に余計怖くなります。
周囲は木々に囲まれて薄暗い。
結局、ヘルメットもプロテクター入りのライダージャケットも着たまま歩くことにしました。
250mだけど、運動不足にはなかなか(笑)
短い距離なのですが、普段運動不足の私にはなかなかこたえます。
途中で何度か立ち止まりながら、ゆっくり登っていきました。
でも、横を流れる沢が本当にきれい。
水の流れる音を聞きながら歩いていると、それだけで癒やされます。
そして登り切った先。
見上げると、清滝がありました。


高いところから水が流れ落ち、その水が一本の白い糸のように岩肌を伝っていきます。
清々しい。
水の流れを見ているだけなのに、不思議と飽きません。
「あ~、やっぱり来て良かった。」
しばらくその場で滝を眺めてから、駐車場へ戻ります。
その帰り道で出会ったのが、白装束に網笠をかぶった方々。
駐車場にマイクロバスが停まっていたのですが、その方たちだったようです。
まるで四国遍路のような装い。
この辺りが御嶽信仰の山であることを、少しずつ感じ始めました。
続いて新滝へ……でも
次は新滝へ。
こちらの駐車スペースはさらに小さく、路肩に車が3台ほど停められるかな?というくらい。
最初は場所が分からず、そのまま通り過ぎてしまいました。
少し先でUターンして戻ります。
そして、こちらにも「熊出没注意」の文字。


道路からすぐのところには鳥居があり、その奥には小さな神社も見えます。
周囲は鬱蒼とした森林。
その先は薄暗く、ちょうど天気も崩れ始めて、今にも雨が降りそうな空になっていました。
清滝よりも、なんとなく怖い。
理由をうまく説明できないのですが、その日は、
「今日は、この先へ行かないほうがいいかも。」
そんな感じがしました。
旅先では、こういう自分の感覚も大事にしたほうがいい。
無理はせず、入口付近だけ見て、新滝は諦めることにしました。
御嶽山の神聖な空気
走っていると、道沿いには石碑や神社がいくつもあります。
御嶽山が昔から信仰の対象となってきた神聖な山であることを、走りながらでも感じます。
清滝で見かけた白装束の方々や、新滝の鳥居。
そして道沿いに続く石碑。
この辺りを走っていると、普通の観光地とは少し違う空気を感じました。
今度こそキャンプ場へ!
寄り道も終わり、いよいよ本当にキャンプ場へ向かいます。
キャンプ場は御嶽スカイラインへ向かう途中。
ここからは、ずーっと登り坂です。
ハンターカブも頑張ります。
基本3速。
勾配がきつくなると2速。
「頑張れ、ハンター(笑)」
そんな感じで、ゆっくりゆっくり標高を上げていきます。
あと2kmで雨……
ところが、上へ行くにつれて空はどんどん曇ってきました。
そしてキャンプ場まで残り2kmというところで、とうとう雨が降り始めます。
でも、あと2km。
「もういいや、このまま行っちゃえ。」
レインウェアも着ず、そのままキャンプ場の受付へ向かいました。
500円のキャンプ場で渡されたのは熊鈴
受付で宿泊料金500円を支払うと、渡されたのは……
熊鈴。
今日、何回「熊」を意識しただろう(笑)。
さらに、大学生のボランティアスタッフさんがテントまで案内してくれるとのこと。
バイクはテントサイトまで乗り入れできないので、駐輪場にハンターカブを停めて荷物を運びます。
そしてテント場の入口へ行くと……


電気柵。
出入りするときは、それを解除して中へ入るそうです。
熊鈴に電気柵。
かなりしっかり熊対策がされています。
500円で泊まれる常設テントへ

今回泊まるのは、小学生の林間学校などでも使われている常設テント。
なんと宿泊料金500円。
私は基本的に「寝られればOK」というタイプなので、これで十分です。
しかも管理人さんが常駐。
一人旅では、この安心感はかなり大きい。
さらに、このキャンプ場を選んだもう一つの理由が、温泉までバイクで1~2分という近さでした。
大学生のボランティアスタッフさんが、施設についていろいろ説明してくれます。
毛布と寝袋も貸していただけました。
でも寝具は自分のもののほうが安心できるので、今回は持参したものを使います。
▶おんたけ休暇村キャンプ場公式サイト
▶おんたけ休暇村キャンプ場Googleマップ
御嶽山麓の温泉「こもれびの湯」へ

荷物を運び終えたら、まずは温泉。
キャンプ場の受付で100円の割引券をいただいていたので、入浴料金は600円でした。
洗い場は3~4人ほどの、こぢんまりとしたお風呂。
登山帰りらしい方たちも来ていました。
お湯は鉄分を含んだ茶色い温泉。
温泉の横を流れる川を見ると、地面や石まで赤茶色に染まっています。
一日走って、滝まで歩いて、最後は雨にも降られて。
温泉で今日の汗を全部流して、さっぱりしました。
夜は「けいちゃん」でキャンプ飯

温泉から戻ったら夕食です。
イオンで見つけた「けいちゃん」のキムチ味を、カットキャベツと一緒に炒めます。
一人キャンプで毎回悩むのが、食材の量。
地方のスーパーへ行くと、一人分にちょうどいい小容量の商品が意外と少ないんですよね。
けいちゃんとキャベツを炒めたら、それだけで結構なボリューム。
「もうこれ、ご飯いらないな(笑)」
というくらい、お腹いっぱいになりました。

本当は今回、お気に入りの焚き火台を持ってきていました。
炭火を起こして、お肉でもじっくり焼こうと思っていたのですが……
結局、固形燃料で一気に炒めて終了(笑)。
まあ、これも一人キャンプです。
食べてみた感想は、
「私は普通の味噌味が一番好きかな~。」
でした(笑)。
お腹いっぱいでも、おやつは別腹

夕食を食べ終わったら、途中のお店で買った焼き菓子の出番です。
さっきまで、
「ご飯も入らない。」
と言っていたのに、おやつは別腹。
いつものことです(笑)。
まずはアップルパイ。
りんごのフィリングは、かなり酸味を効かせた味。
甘いだけではなく、りんごの酸っぱさがしっかり感じられておいしい。
えごまのフィナンシェは、えごまのプチプチした食感がおもしろい。
そして栗のパイは……
うん、予想どおり(笑)。
でも、キャンプ場で食べる甘いものはやっぱりおいしい。
まとめ
こうして朝4時25分に始まった一日目が、ようやく終わりました。
予定していたお蕎麦屋さんには入れなかったり、新滝では引き返したり、キャンプ場直前で雨に降られたり。
予定どおりにいかないこともいろいろありました。
でも、職人さんの手仕事を見たり、木曽福島の町並みを走ったり、清滝を眺めたり、偶然見つけたお菓子屋さんに立ち寄ったり。
振り返ってみれば、寄り道も予定変更も含めて、かなり濃い一日。
明日は御嶽スカイラインへ。
そしてこのときはまだ、今日諦めた新滝へもう一度行くことになるとは思っていませんでした。
本日のスポット一覧
04:25 快活クラブ相模原中央店 400Xミーティング幹事会のあとそのまま宿泊し出発
06:12 道の駅甲斐大和 ホット缶コーヒーでひと休み
08:18 道の駅 信州蔦木宿 トイレ休憩
09:40 越後屋菓子店 SNSで話題の「伊那のまゆ」を購入
10:54 福島宿 通りすがり
11:00 イオン木曽福島店 買い物。熊除けグッズが本格的だった。
11:59 道の駅三岳 ちょっと立ち寄り
12:41 お食事処かわい 鴨南蛮そばと五平餅。充電させてくれる。
13:55 ひめや 郷土菓子と各種スイーツ
14:23 清滝 入り口に大きな熊除けベルがある
14:50 新滝 今回は入り口のみ
15:03 おんたけ休暇村キャンプ場 常設テントは500円
16:00 こもれびの湯 鉄分豊富な赤茶色の湯

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